とくとくコーナー　クイズに答えて素敵な賞品をもらおう！

問題: 北海道日本ハムファイターズの監督に就任した新庄剛志さんの語った言葉はどれでしょうか？

1. なりふり構わず、自分の可能性を最後の最後まで追求する。そのほうが美しいという、これは僕の美意識です。

2. 体力には限界があるが、頭には限界がない。

3. 他人が自分をどう思うかは気にならない。選手に対しても同じで、自分が一方的に片思いをするんだと思っている。

■賞品：下記のとおり
■回答：番号でお答えくだい
■締め切り：2022年01月09日 (日)
■発表：メールマガジン2022年01月24日号にて。

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【正解… 2】
1. は野村克也 　
3. は栗山英樹

【解説】
　新庄剛志さんは、1972年1月28日長崎県美津島町（現：対馬市）生まれ。プロ野球の選手になることを夢見ていた植木職人の父親の手ほどきを受け、小さい頃から父親とキャッチボールしていました。小学校3年から6年まではソフトボールチームに所属していましたが、6年の時に地元に少年野球チームが結成されると即入部、エースで4番打者でキャプテンとしてチームに君臨。福岡市立長丘中学時代は軟式野球部に所属、当時の監督は、走力・肩力共に桁外れに強かったと語っています。
　西日本短期大学附属高等学校・硬式野球部を経て、1989年のドラフト会議で阪神タイガースから5位指名を受け、同球団に入団。新庄選手を評価した阪神の横溝スカウトによると「打力：B、走力：A、肩力：特選A」で、同スカウトが高校選手の肩に「特選A」をつけたのは、後にも先にも新庄選手だけだったと言います。阪神入団後は、ほぼ2年間二軍で過ごしましたが、1991年9月9日に初の一軍昇格、翌9月10日、巨人戦で9回表に代打で初出場、初打席・初安打・初打点を記録します。
　その後は、右中間コンビを組む亀山努選手と活躍し、低迷していたチームを2位に引き上げるなど阪神躍進の原動力となり、亀山・新庄の頭文字をとって「亀新フィーバー」と称されるようになります。特に外野での守備力には目を見張るものがあり、ゴールデングラブ賞を数多く受賞するほか外野手最多捕殺記録なども樹立しています。1999年6月12日の巨人戦では、延長12回裏一死一・三塁の場面で敬遠されるも、2球目を打って三遊間を抜き、サヨナラ安打を放つなど常識破りのパフォーマンスで観客を沸かしたことも数多くありました。
　2000年にFA権を取得すると、残留を強く望んだ阪神が5年契約12億円という好条件を提示しましたが、それを蹴って、年棒20万ドル（2200万円）でMLBのニューヨーク・メッツに移籍。シアトル・マリナーズに移籍したイチロー選手と共に、日本人野手として初めてMLB球団に在籍することになりました。メッツ時代もやはり守備で貢献しますが、打撃面でも、規定打席には未到達ながら、満塁での打率が.583とチャンスに強い男というイメージを植え付けました。2002年からはサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍、7月にはオールスターゲーム・ファン投票で100万票以上をえて、ナ・リーグ外野手部門4位に選出。同年、日本人初のワールドシリーズにも出場、第2打席で日本人選手初となる中前安打を放ちます。翌2003年には再びメッツに復帰しますが、左内太ももの故障もありマイナー落ちを経験、当初からMLBは3年間と考えていたこともあり、日本に戻って、北海道に移転する日本ハムファイターズと契約します。入団会見で「札幌ドームを満員にする」「チームを日本一にする」と明言しました。
　日本ハム移籍後も様々なパフォーマンスで観客をわかせます。オールスターゲームでは「MVPは僕のもの」と宣言して本盗を決め、宣言通りMVPを獲得したり、サヨナラホームランを打ちながら前走者を追い越したとしてアウトになるなど、話題に事欠くことなく、ファンを喜ばせました。
　2006年、シーズン初めのオリックス戦で本塁打を打ち、ヒーローインタビューで「今年限りで現役引退」を表明。この年、日本ハムは日本シリーズに出場、4勝1敗で日本一に輝き、入団前に宣言した「札幌ドームを満員にする」「チームを日本一にする」という約束を果たして、28年間の現役生活にピリオドを打ちました。
　
　新庄剛志さんには、表に現れた言動とは異なる、真摯な努力家らしい名言がたくさんあります。

『努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬』

『努力してない人間ほど、すぐ人のせいにし、ふて腐れ自分から逃げる』

『苦労が楽しさに変わるまで苦労するんだ』

『やりたいことをやるためには、やりたくないことをやらないとダメ』